" SHIBUTSU 2022 / SS COLLECTION : another side "

ものごとって、みんなとてもあいまいなのよ。

まさにそのことが、わたしを安心させるんだけどもね。

ムーミン谷の冬 より]

 

" SHIBUTSU 2022 / SS COLLECTION : another side " 無事に終了しました。

灼熱の中、来ていただいた皆さん、気にしていただいた皆さん、どうもありがとうございました。おそらく今年一番といっていいほどの猛暑だったのではないでしょうか。また涼しいタイミングでやりたいと思います。

 

どんなビジョンがあってどうなりたいのかというのは明確に無くて、具体的にTシャツでしたいことはたくさんあるのだけど。いや、逆鱗とまでは言いませんが…むう。と考え込んでしまいます。

 

とてつもなくわかりにくいことをしているのは重々承知ですが、それはTシャツっていう分かり易い土台の上だからいいのではないかと思っています。どんな気難しくなっても、たかが、Tシャツだし!そんな気持ちも忘れたくないし、でもそんなことを言いながらやっぱり大事にしたいですが。。すべての気持ちを手放したくない。実に6年ぶりに私物での発表でしたが、ほんとにやってよかったです。伝えたいことはすべては伝えられなかったけど、Tシャツを通して伝わることを願っています。

 

same same but different

同じだけど違う。

 

 

 

NEW WAVE STILL SUCKS

NEW WAVE STILL SUCKS.

ニューウェーブは未だクソだ」みたいなことでしょうか。

表はクリーニング関係の文字のプリントが入っています。

お店のスタッフさんの私物?

そしてひっくり返すと『NEW WAVE STILL SUCKS』の文字が。

 

これは、およそ5年ほど前に上野のリサイクルショップに立ち寄った際に100円で見つけました。ぱっと見では気づきませんでしたが、よく見ると薄い生地の裏から『NEW WAVE STILL SUCKS』の文字が透けて出てきたときはびっくりしました。いいですよねこれ。サイズはXSかSくらい。割とニューウェーブなサイズ感。笑

 

クリーニング店でバイトしていた兄ちゃんが自分でカスタムして着ていたのかな。

昼は表を着て働いて、バイト先を出たらひっくり返して遊びに行く。

そんなことを想像してしまいました。

ぼくだったらひっくり返さずに着ます。誰にも言えないけど、心にしまっておく。

いつか気づいてくれる人を待つとして。

でもこんな強気な言葉、もし気付いたとしても怖くなって話しかけれないですよね。笑

 

 

 

写真(左)裏返した時。

写真(右)裏返す前。この状態でハンガーに掛かってました。

 

文字はプリントではなくてベルベット風。

ワッペンのような感じ。

 

 

2022.08.24

過去と未来と過去

 

 

 

20年前は1980年だと思い込んでいる自分がいつもいる。

古着屋でも80'sのTシャツを見つけると20年前か〜などといった具合に。

でもいまは2022年。80’s40年前の事だ。

すごく遠いところから来たんだな、君は

 

20年前の自分にあったら何を伝えてあげられるだろうか。

車は空を飛んでないし未だに服はツルピカじゃないし。

 

携帯がまた薄くなったよ!

「へー!」

車が電気で動くよ!

「へ〜!」

音楽がサブスクっていう

「ふーん」

フリマが携帯で

「うん」

ファッションは、えっと。。

 

ん、あれ盛り下がってきたぞ

そういえば、さっきから細かい事しか言えてない

 

そういえば20 年前、携帯はスライド式。

あの時のプロダクトデザイナーたち、かっこよかった。

フリマだって毎週色んなところで色んな人に会って楽しかったし、

ファッションも今より安くてみんな個性的だったな。

 

って、いつのまにか僕がそっちに憧れてどうする。

 

コンビニへ向かった。

何となく買ってずっと穿いてるサンダルに目をやった。

Future is the Pastとあった。

 

 

 

 

BGM12 - Paris -

無印のBGM(CD)を買いました。 

12番はアコーディオンのBGM。魔女宅、『おしゃれカンケイ』を観ているのような懐かしい気持ちに。

少し前にCDプレイヤーを買い、改めて音楽はやっぱり形なんだと実感しながら聴く気持ちにここ数年なっています。ネットの商品ページにyoutubeのリンクがあったので視聴。音楽とシンプルなスライド写真がゆっくりディゾルブしていく。パリの街並、ネイビーの屋根。安らぎます。

www.youtube.com

これはとても良い回。

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BGM12 Paris

 

fake

 www.youtube.com

 

いい映像だなーなんて呑気に観ていたら、これフェイクなんですね。

3D art だそうです。そう言われると撮影者側の水面が揺れてなくて不思議な違和感が生じてます。

すごいものつくるひといるんだなと感心。

映像がハンディカムで撮影してる風になっているから尚更分かりづらい。

 

この方、instagramもやってるみたいです。@jaredpike.art 

関連で3Dアーティストがたくさん出てきて、こっちはこっちの世界で活躍してる人たちがいるんですねえ。

世の中には限りなくリアルに世界を作っているひともいる。すごく現実っぽいけど。

そこになにか少しでも加工されていばそれはフェイク。

そう考えると海岸で海をみていてもそこには人間が作った堤防だったりが少なからず存在するわけで、本当は自然の風景なんてものは存在しないのかもしれませんね。

人間がまだ到達したことのない場所こそが完全な自然なのか。

誰にも発見されていない場所。

第一発見者でいたい。

そんな気持ちです。

 

 

 

おk

 

「Ok , Google ! 」の〈Ok〉は呼びかけの「ねえ、」
Siriだと「やあ 、」
 
人と機械がコミュニケーションを計った
最たる例としてこれらが上げられる。
日常で電子機器に話しかける事はあまりない。
 
Radioheadのアルバム『OK COMPUTER』の中に
Fitter Happierという曲がある。
人間がより良く生きるためのリストを
コンピューターボイスに朗読させた曲であるが、
そのリストの内容が実にミスの無い機械的な内容なのである。
 
〈理想的な生活=機械的な生活〉
 
機械は人間らしくなり人は機械的になろうとしているのだろうか。
2022年の答えは、
 
Maybe , maybe not.
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。」
 
2022年、私物の答えは、
 
「 おk , embroidered cap!! 」
 

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2022.01.15